みんなの想いをカタチに

龍野川西商店会は、龍野町の川西地区周辺商店が80店以上加盟している商店会
です。ひとまちあーともその一員として活動しています。

2015年以降、城下町への新規出店に比例して会員数も増え、更には2019年12月に重要伝統的建造物群保存地区に選定されるという、追い風ともいえる状況
だった一方で、商店会としてこの流れを受け入れるための公式なビジョンは
持っていませんでした。2019年春、重伝建選定を前に商店会メンバーで話し
合い、「この町を理解し、町を守りながら商いをするための指標を示せる商店会でありたい」と考えました。

市民や地域団体などに広く声かけし、町のビジョンを考えるワークショップを
開催、そこで出た意見をまとめ、市長に提言することを最終目標に設定。
ワークショップでは、「温泉を掘る、発酵テーマパーク整備、宿泊施設整備、
自然アクティビティをつくる」など、夢いっぱいの発想から現実的な計画まで、模造紙いっぱいにみんなで書き出しました。
グループに分かれて意見を出し合ってるときの参加者の顔は、こどもの様に
輝いて見えました。

ワークショップのアイディアからまとめられた城下町のゾーニングシート

ちなみに、このワークショップ開催にあたっては、龍野出身で株式会社U.S代表の井澤佑介さんに協力して頂きました。東京を中心に全国各地の企業や地域の
コンセプト開発、デザインプロデュースを手掛けておられるプロフェッショナルですが、郷土愛でこのワークショップに力を貸してくれることとなり強力な味方も登場しました。

最終的に100個以上生まれたアイディアをまとめ、市長に提案。「素晴らしい
アイディアです、市民の盛り上がりを行政として応援していきたい」と激励の
お言葉を頂きました。

12月で重要伝統的建造物群保存地区選定1周年になります。
駐車場不足や所有者不明家屋、コロナ対策など課題はたくさんありますが、
「ビジョンの可視化」をしたことで、商店会メンバーと同じ方向が向けている
ことを改めて認識でき、一体感が生まれたように思います。

みんなで課題に向き合い、可視化したことで見えた町のプランを実現していき
たいです。

百年、千年先にこの龍野を残していく私達のまちづくりプロジェクトに支持頂き一緒に創り上げてくださる方を募集します。

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