暮らしと出会う宿-龍野城下町ホテルプロジェクト-

NPO法人ひとまちあーとは、「昔と未来をつなぐまちづくり」を理念に
兵庫県たつの市の龍野城を擁する城下町龍野地区で活動しています。

先人たちが大切に守り続けてきた“歴史ある町並み”と、そこで脈々と引き
継がれてきた“龍野の暮らし“を尊重し未来へつなぐ取り組みです。

2003年、江戸時代の味噌蔵「伊勢屋」の活用から始まり、2007年に法人設立。
2012年に企画運営した「しろwedding」でコミュニティビジネスの手ごたえを
感じ、まちづくりの世界へ足を踏み入れました。

時間をかけて地域団体とコミュニケーションを取り、町の行事や活動に加えて
もらいながら、龍野の文化や習慣を学ぶことを大事にしつつ、体験型の観光
コンテンツの企画運営を他団体と連携して行い観光客の受け入れ体制を整えて
きました。

また、一軒でも多く建物を残し町並みを保つため、2015年、不動産免許を持つ
まちづくり会社「緑葉社」の代表取締役に就任。
城下町を想う市民の出資による不動産業という全国でも珍しい業態で、根気強く
物件開拓を行い、現在では50軒以上の物件を城下町内で管理しています。

年々、新規出店や移住希望の問い合わせは増えており、出店・移住に至った仲間
が増え、町が賑わいだしたのを肌で感じています。
2019年12月には、地域有志や市役所の尽力によって「重要伝統的建造物群保存地区」
に選定されました。店舗やコンテンツが増えることで日帰りの通過型の町から数日
かけて味わう滞在型の町へ、龍野が徐々に変化していこうとしています。

新型コロナウィルスの影響は受けていますが、コロナ禍だからこそ私たちは
「城下町全体」と「自然環境」をキーワードに、広域分散型の集客を対策として
考えています。例えば、食事をするにも城下町の各店舗に分散して来店して
もらったり、一棟貸しの宿泊施設を利用してもらうなど、3密を避けた新しい
生活様式に適した龍野の滞在を提供すべく、準備しています。

コロナをきっかけに、都市集中型から地方分散型経済の重要性を再認識してい
ます。コロナ禍の影響で地域コミュニティが深まり “市民で地域経済を支える”
という意識変化が、龍野にも徐々に芽生えているように思います。

コロナ終息後も自立した地域経済が、百年千年先にも続くまちづくりを
目指して、その役割の一端を担えるように、これからも活動していきます。

四季折々の地域行事
毎朝の玄関掃除
すれ違う人と交わす「こんにちは」の声
朝夕に聞こえる「赤とんぼ」のメロディー
引継がれてきた“暮らしのお手本”が龍野には残っています。

「暮らしと出会う宿-龍野城下町ホテルプロジェクト-」の実現に向け、
今後ブログにて発信を始めたいと思います。まずは、ご挨拶に代えて。

NPO法人ひとまちあーと 
  代表理事 畑本康介

百年、千年先に龍野を残していく、私達のまちづくりプロジェクトに支持頂き
一緒に創り上げてくださる方を募集します。
ハローリノベーションによる投資型クラウドファウンディングを計画中です。
https://hello-renovation.jp/

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