行燈を受け継ぐ

龍野川西地区では、お盆になると武家屋敷通りを中心に
大小様々な行燈が夜の道を照らしていました。長年にわたって
中霞城自治会の皆さんが開催していた「武家屋敷通り燈火会」。

住民の皆さんの町への想いと労力で何とか継続されてきましたが、
担い手不足により、去年やむなくその幕を下ろすことが
決まったそうです。

コロナ禍の影響で今年前半の地域行事も中止となり、
町全体が気落ちしているなか、どうにかして中霞城自治会の
想いを受け継ぎたいと「龍野地区まちづくり協議会」と
「龍野小学校地区子ども会」と「龍野小学校」が連携。

家に居ながら同時刻に行燈を飾って町中を照らし、
3密にならない方法で地域のみんなと繋がりを感じれる瞬間を
作れたら、という想いの取り組みです。

まず第一弾として「龍野地区まちづくり協議会」が毎年開催している
「龍野七夕まつり」に合わせて、およそ700個の行燈が町中に配られました。

七夕期間中はあいにくの雨模様でしたが、明かりの灯った行燈が
町中を彩っていました。

住民の意思で継続され守られてきた地域の行事。
“昔と未来をつなぐまちづくり”を大切にしている当法人は、
地域のこのような取り組みに参加し、これからも龍野の文化を
大事に受け継いでいきたいと思います。

内海育生さん撮影:下川原通り
内海育生さん撮影

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